田辺三菱製薬は17日、連続生産とバッチ生産の技術を組み合わせた新しい医薬品生産設備「アイファクトリー」の実用化に取り組むと発表した。従来法と比べて大幅な省エネや廃棄物の削減につながる見込み。2023年4月には、共同開発プロジェクトに参画する高砂ケミカルの工場でプロトタイプの初号機が稼働する計画だ。
アイファクトリーは、原料投入からパッケージングまで、一気通貫で医薬品を生産する設備。キューブ型のフレームの内側にパイプや釜を格納し、各キューブに、それぞれ反応、ろ過、乾燥といった機能を持たせた。キューブを連結して製造ラインを構築する。
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