◆人工知能(AI)やロボットの薬剤師業務への活用が広がりつつある。業務の効率化や質の向上に役立つと歓迎する声がある一方、活用がさらに進めば、薬剤師の仕事が奪われてしまうのではないかと懸念する声も聞く
◆医師の領域でも、画像診断を支援するAIの開発が進んでいるが、AIはあくまでも補助的な存在で、最終的な判断や責任は医師が担うという流れができつつある。今後、AIが浸透しても、医師の存在意義は揺るぎにくい
◆薬剤師については、AIやロボットとの関係性が医師ほど確立していないように思える。最終的な責任は薬剤師が負うとはいえ、ロボットなどの活用で業務が効率化されれば、業務に必要とされる薬剤師数の減少は避けられないだろう
◆いずれにしても、AIやロボットを活用しない手はない。それが自分の首を絞めることにならないように、日々の業務をどのようにシフトチェンジしていくのか。「薬剤師の職能とは一体何なのか」という原点に立ち返り、考え続けることが求められている。
AIと協業できる職能獲得を
2021年07月02日 (金)
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