薬学教育学会大会で討議
8月21、22日にウェブ上で開かれた日本薬学教育学会大会のシンポジウムで、6年制薬学教育における臨床教育のあり方を討議した。鈴木匡氏(名古屋市立大学大学院薬学研究科教授)は、実習施設の環境や指導薬剤師の資質を評価し実務実習の質を担保する仕組みの構築や、実務実習を受けた薬学生の学習効果を評価する方法の改良に取り組む必要があると言及。一方、永田泰造氏(東京都薬剤師会会長)は、薬系大学教員が変わりゆく薬局や薬剤師の役割を真に理解し、教育に反映させるよう求めた。
鈴木氏は「今後、実務実習の質が担保されているかが問題になる」と強調。「公平で良質な、希望に合った実習を薬学生に体験させることが課題」と語った。
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