
第一三共へルスケアは、解熱鎮痛薬のロキソニンS内服薬シリーズから、速さを追求した「ロキソニンSクイック」を新発売した。シリーズ内最短の錠剤崩壊時間を実現している。
ロキソニンS内服薬シリーズに含有されているロキソプロフェンナトリウム水和物は、第一三共が創製した非ステロイド性鎮痛・抗炎症・解熱成分。1986年に医療用医薬品「ロキソニン錠・細粒」として発売され、優れた有効性と安全性によって広く使用されている。
ロキソニンS内服薬シリーズは、スイッチOTC医薬品として2011年に発売され、今年で10周年を迎えた。シリーズ販売累計は1億個を突破し、多くの生活者の支持を獲得している。
今回、新発売した「ロキソニンSクイック」は、服用後、錠剤内部に水が速やかに浸透する独自の製材技術「クイックブレイク製法」を新たに採用することで、シリーズ内最短の錠剤崩壊時間を実現した。
また、もともと胃への負担が少ないプロドラッグであるロキソプロフェンナトリウム水和物の特徴に加え、制酸作用と胃粘膜保護作用のあるメタケイ酸アルミン酸マグネシウムを配合することで、胃への負担をさらに軽減している。
その他、1回1錠で飲みやすい小型の錠剤であることや、眠くなる成分(鎮静成分等)を含まないことなども特徴となっている。
同社調査によると、解熱鎮痛薬に求めることとして、「効き目」(78.9%)に次ぎ、「速効性」(78.8%)が重視されていることが判明。同社は、さらなる速効性を追求した「ロキソニンSクイック」を追加し、痛みの対処における生活者の満足度を追求することで、QOL向上に貢献していく考え。
メーカー希望小売価格は、12錠入りで878円(税込み)