日本薬剤師会は24日、新型コロナウイルス感染者の自宅療養者急増に伴い、中等症患者が呼吸不全を起こした場合に、対症療法として使用が推奨されているステロイド薬の流通が確保されるよう日本医薬品卸売業連合会宛てに適切な出荷調整の実施を要請する通知を出した。
新型コロナウイルス感染症拡大により、感染者の急増地域では入院できないため自宅療養の対応を取らざるを得ない感染患者が急増している。特に中等症で呼吸不全の場合には厚生労働省が作成した「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」で、デキサメタゾンやプレドニゾロン、メチルプレドニゾロンのステロイド薬の使用が強く推奨されている。これらは内用薬で、自宅療養している新型コロナウイルス感染症患者の重症化を抑えるのに重要な薬剤となる。
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