武田薬品は26日、米モデルナ製新型コロナウイルスワクチンの一部ロットに異物が混入していたとして、約163万回分の使用を見合わせると発表した。接種会場8施設から、未使用のバイアル内に異物が確認されたと報告を受けたもの。現時点で関連する健康被害は報告されていないが、モデルナと原因究明を進めると共に、厚生労働省と協力して代替品の供給に努める考え。
モデルナの「コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン」(販売名:COVID-19ワクチンモデルナ筋注)は全国の大規模接種会場等で使用されており、国内の製造販売を担う武田は16日以降、東京都、埼玉県、愛知県などの接種会場8施設から、「未使用のバイアル内に異物が確認された」との報告を受けた。具体的には、ロット番号「3004667」のうち、バイアル39本に異物が混入していた。
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