中外製薬の奥田修社長は26日に開いた説明会で、新型コロナウイルス感染症治療薬「ロナプリーブ」について、濃厚接触者に対する予防投与の適応拡大、皮下投与の用法追加申請を検討していく方針を明らかにした。また、デルタ株が蔓延する中、重症化予防に向け外来での投与も認められるようになった中、政府からの要請に応じて必要量を確保していく考えを示した。
ロナプリーブは、カシリビマブ、イムデビマブの2種類の中和抗体を組み合わせた抗体カクテル療法で、7月に特例承認された。軽症患者向けでは初のコロナ治療薬で、デルタ株が世界的に拡大する状況で需要が高まっている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。