東邦薬品は9日、アスカム(細田進社長、仙台市)と経営統合に向けた協議を開始することで合意した。アスカムの賛同を得て、持株会社制移行後にグループインして、地域密着の営業基盤を保持しつつ経営資源を積極的に活用することで、営業力の強化とグループ企業価値の最大化を図ることが目的。経営統合によって仕入、物流、営業等でシナジーを追求していく考えだ。
東邦薬品とアスカムは2000年に業務提携して、共創未来グループの一員となっていたが、09年10月に東邦薬品の完全子会社になる予定。
アスカムは従業員数663人、20年3月期売上高は633億3900万円。なお、社長の細田氏は2月12日付で取締役を辞任し、同日付で菅野雅人氏(現副社長)が社長に就任することになっている。