厚生労働省は、「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発および生産・流通部会」で、2021~22年シーズンのインフルエンザワクチンの供給が前シーズンを下回るとの見通しを示した。新型コロナウイルスワクチンの製造が加速し、ワクチン生産に必要な原料調達に苦慮していることが背景にあり、医療機関や接種希望者に供給スケジュールを周知したい考え。
厚労省がこの日の部会で示した、今シーズンのインフルエンザワクチンの供給見込みは2567万~2792万本。
新型コロナウイルスワクチンの生産により、その他のワクチンでも生産に不可欠な原料がメーカー間で取り合いとなって資材の入手と製造が遅れているため、出荷量が限定されている状況にある。
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