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小林製薬は、殺真菌成分ブテナフィン塩酸塩を配合したパウダースプレー式の水虫薬「タムチンキパウダースプレーZ」を、8日から全国の薬局・薬店で発売した。タムチンキパウダースプレーEXをリニューアルしたもの。
同社の水虫薬タムチンキパウダースプレーブランドは、「ジュクジュク水虫をパウダーで乾燥させて治す」とのコンセプトが、高い支持を得ている。同社が生活者を対象に行った調査では、水虫罹患者の35%がジュクジュクしたタイプの水虫に悩み、その中で1年以内に水虫薬を使用した人の95%が、ジュクジュク水虫の症状を、不快と感じていることが明らかになったという。
発売したパウダースプレーZは、乾燥させて治す従来の特徴を生かしながら、水虫の原因である真菌への殺菌効果を高めた。新製品は、▽ジュクジュク水虫の患部を、パウダーでサラサラに乾燥させる▽1日1回の使用で、殺真菌成分ブテナフィンがしっかり殺菌し、水虫を治す▽かゆみ止め成分リドカインの配合で、つらい痒みを鎮める――などが特徴。
小林製薬では、「乾燥」「殺菌」という二つの機能を兼ね備えた製品を上市することにより、生活者の満足度を高め、水虫薬市場の活性化を図りたい考え。
税込みメーカー希望小売価格は、70g入りが2940円、120g入りが3990円。