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【第54回日薬学術大会】話題の調剤支援システム 発注から売上まで一元管理‐東邦薬品「ミザル」

2021年09月13日 (月)

第54回日本薬剤師会学術大会

 東邦薬品は、本部で必要な経営支援業務を一元管理できる調剤薬局向け本部システム「ミザル」を提供している。インターネットを利用したクラウド型の本部システムで、Windows搭載のパソコンとインターネット環境があればすぐに導入が可能だ。各社レセコンの処方データと医薬品卸の納品データを利用して「発注」から「仕入」「在庫」「棚卸」「売上」の管理まで本部で一元管理することができる。

 「ミザル」の特徴は、処方データに基づいた自動発注が可能になり、発注業務の効率化を実現できる自動発注機能を備えていることだ。発注担当者の経験に頼った発注から処方データに基づく自動発注となることで、発注業務が効率化でき、患者中心の対人業務へのシフトをサポートする。

 患者単位の前回処方(内服薬)をもとに、次回来局日の処方予定数量を予測する「長期処方薬自動発注機能」は、設定した長期処方日数に基づき、対象患者の次回来局日に処方される内服薬の調剤予定数量と発注時点の在庫数量を比較し、在庫が足りない場合に自動で発注できる。対象患者の来局予定日前に処方薬を品揃えすることが可能だ。

 欠品を気にして余剰在庫となってしまうような在庫ロスの軽減にも役立てる。過去の処方データをもとに適正な在庫量を予測する「需要予測自動発注機能」は、処方データに基づいて設定された適正な発注点を在庫数量が下回ると、予め登録された医薬品が自動で発注される。

 また、店舗のデッドストック(余剰在庫品)を本部でコントロールできるため、本部の運用判断で処方実績のある店舗に余剰在庫を自動で按分することで、在庫ロスを減らすことができる。

 発注や在庫管理でも多彩な機能を備えている。「分割品発注設定機能」は処方が少ない包装品については自動で分割品がリストアップされるため、キャッシュフローの向上につながる。「納品データによるオンライン入庫機能」は発注した商品について各医薬品卸からの納品データが反映されるため、入庫処理を簡素化することが可能。

 そのほか、設定した条件で余剰在庫品の自動登録を行うことができる機能や、発注画面から他店舗の余剰在庫品情報、在庫情報を表示できる機能も設けた。

 医薬品発注・情報端末機「ENIF」シリーズの最新機種である「FutureENIF」とも連携しており、同端末を利用すると、棚卸業務の負担も大幅に軽減できる。「FutureENIF」から棚卸データを送信し、「ミザル」で取り込みを行うと、画面の実在庫に棚卸数量が自動反映される仕組みとなっている。

東邦薬品「ミザル」
https://www.tohoyk.co.jp/ja/products/enipharma_series/enif_honbu/



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