第54回日本薬剤師会学術大会が19、20日の両日、ウェブ上で開かれた。18年ぶりの福岡での学術大会として、現地開催とウェブ開催(ライブ配信)を併用した初のハイブリッド形式での開催を目指していたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延で完全ウェブ開催となり、2日間の全プログラムを終えた。「多様性を可能性に―未来に広がる薬剤師」をテーマに、特別記念講演、三つの特別講演、22の分科会などが行われた。参加者は1万0512人と北海道で昨年開催された第53回大会を大きく上回り、ウェブ開催で多くの参加者を集めることに成功した。
開会式であいさつした山本信夫会長は、「会議形式はウェブでの即効性のある全国への配信に加え、万全な感染対策のもと現地での開催を目指してハイブリッド方式での開催に向けた準備を進めてきた。しかし、新型コロナウイルス感染症の収束のメドは見えず、医療職を自認する薬剤師数千人が一堂に集うことへの懸念もあり、大変残念ではあるが完全ウェブ開催を決断した」と説明。
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