19、20日にウェブ上で開かれた日本薬剤師会学術大会の分科会で、安定確保医薬品や医薬品供給不足発生時対応スキームの制度化を求める声が相次いだ。「最も優先して取組を行う安定確保医薬品」(カテゴリA)に分類される21成分については、通常の医薬品取引とは別枠とし、製薬企業、卸、病院、薬局間で共同管理するなどの案が示された。薬価の優遇措置新設を求める意見もあった。
原薬への異物混入や、承認内容と異なる製造に対する業務停止処分などの影響で医療用医薬品の自主回収や出荷調整が相次ぎ、病院や薬局で必要な医薬品を十分に入手できない事態になっている。
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