厚生労働省は8日付の通知で、発癌性物質のニトロソアミン類の混入リスクに関する自主点検を実施するよう製造販売業者に要請した。原薬や包装等に関する製造業者も情報提供などで協力することとし、2023年4月30日までにリスク評価を行った上で、限度値を超える混入が確認された品目は厚労省に報告するよう求めた。
近年、サルタン系医薬品やラニチジン等から発癌性物質のニトロソアミン類が検出され、自主回収が相次いでいる。厚労省は、これら医薬品以外でも混入の可能性が否定できないとして、自主点検を要請した。
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