承認書と異なる製造方法で後発品を製造したことなどにより、医薬品医療機器等法違反で徳島県から最大31日間の業務停止命令と業務改善命令の行政処分を受けた長生堂製薬は25日、徳島市内で記者会見し、同日に県に提出した改善計画書について説明。親会社の日本調剤から小城和紀氏が新社長に就任したことを明らかにした。問題発覚当時の社長である原田秀昭氏ら取締役4人を更迭し、経営体制を一新。長生堂を日本調剤グループの日本ジェネリック(JG)の完全子会社とすることで一体化を進め、直接的な指導や支援を受け入れられる体制を整備する考えを示した。
小城氏は、今回の不祥事について「心より深くお詫びする」と謝罪。外部有識者などからなる特別調査委員会からの再発防止、改善に関する提言を踏まえ策定した改善計画書について、「二度とこのような事態を引き起こさないために、役員、全従業員が法令遵守の徹底、改善計画による再発防止の取り組みを徹底的に行うことで、信頼回復に努めたい」と述べた。
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