ASGH、香港政府・貿易発展局共催‐24日にハイブリッド形式で

2021年11月01日 (月)

ヤウ氏

ヤウ氏

 香港特別行政区政府と香港貿易発展局は、24日に香港の会場とオンラインのハイブリッド形式により、「アジア・グローバルヘルス・サミット」(Asia Summit on Global Health/ASGH)を初めて開催する。香港貿易発展局日本主席代表のベンジャミン・ヤウ氏は、中国や香港のヘルスケア市場動向、香港のビジネス展開ハブとしての強みを述べると共に、ASGHのメリットについて、「ヘルスケアに関する最新情報を入手でき、成長を続けるアジア市場へのビジネスチャンスを探れるほか、新たなパートナーシップを築ける機会でもある」と強調し、多くの参加を呼びかけている。なお、本紙読者は限定特別無料招待となる(後述参照)

 ヤウ氏は、中国におけるヘルスケア市場について、高齢化、慢性疾患の負担増大、民間医療保険市場が増大している現状のほか、中国の2019年1人当たり医療支出が1323米ドルで、上位8カ国の平均7000米ドルと比較して大きな成長余地があるとした。

 また、広東省の医薬品売上額は全国トップ(17年1870億元/約3兆円)で、1人当たり医療費支出は11~19年で160%増加しており、広東・香港・マカオ大湾区(グレーターベイエリア)は中国本土の医療支出を牽引しているとの認識を示した。

 香港は、アジア最大のバイオテック企業資金調達ハブとして機能していることが大きな特徴として上げられる。香港証券取引所は18年にバイオテック業界の資金調達環境を促進するため、一定の条件を満たせばスタートアップでも上場可能となる特例(Chapter18A)を設けており、21年6月までに33企業が同特例で上場している。

 また、香港には中国南部の広東・香港・マカオ大湾区と周辺におけるR&D協力プラットフォームとしての役割もある。臨床医学研究における独自の優位性として、香港での臨床試験データはFDA(米国食品医薬品局)、EMA(欧州医薬品庁)、MNPA(中国国家薬品監督管理局)の医薬品登録用途にも使用可能であることや、MNPAの評価をパスした複数の医療機関があるため、医薬品登録申請人の委託を受け承認済み医薬品の臨床試験を実施できることを上げた。

 さらに、香港は海外の臨床診断技術が本土・大湾区で採用される前に試験を実施できる理想的な拠点であり、グローバル製薬企業やバイオ医学企業にとって理想的なプラットフォームであることをアピールした。

 香港の最近の話題としては、政治面での懸念が上げられるが、ヤウ氏は、「香港は一国二制度が維持され機能している。通貨は香港ドルであり、法人税も本国よりも低い。医薬品、医療機器などに関する法・規制についても、本国とは別に規定されている。プラットフォームの香港を経由することで、成長している大湾区などへのビジネス展開が一気に可能になる」と述べた。

 初開催となるASGHは、現地の香港コンベンション&エキシビションセンター会場に1000人以上が参加する予定だが、コロナによる入国規制があるためオンラインでの参加も可能となっている。

 政府高官、政策立案者、投資家、ビジネスリーダー、金融・専門サービスプロバイダー、学界関係者などが参集して、カンファレンス、プロジェクトピッチング、展示会、ラウンドテーブルミーティング、アドバイザリーサービスが行われる予定だ。

プログラム概要

 [1]9時~ オープニングセッション

 [2]9時40分~ プレナリーセッション「耐久性のある持続可能な未来社会を創造」

 [3]11時15分~ 中国のヘルスケア「中国の双循環の機会を読み解く」

 [4]12時45分~ デジタルヘルス時代におけるヘルスケアデリバリーの進化 in ASEAN(東南アジア諸国連合)

 [5]14時~ 政策対話セッション

 シンガポール政府保健大臣・オン・イェクン氏、香港政府食物衛生局長官・ソフィア・チャン氏、WHO西太平洋地域事務局長・葛西健氏

 [6]15時15分~ デジタルヘルス成長促進「広東・香港・マカオ大湾区(グレーターベイエリア)への玄関口―香港の可能性」

 [7]16時30分~ 国際的なヘルスケア産業「資金調達プラットフォームとしての香港」

 [8]17時45分~ バイオテクノロジーの革新と投資の次なる展開「新型コロナウイルスと世界の公衆衛生における新たな視点」

 [9]18時45分~ 専門家による個別対話セッション「診断から治療へ:再構築された医療技術」

 [10]20時~ 専門家による個別対話セッション「医薬品の未来:医薬の制度と新薬の発見」

申し込み方法

 ▽公式ホームページ:https://bit.ly/3yzU1GD

 ▽登録フォーム:https://bit.ly/3jELfTz

 ▽薬事日報限定無料招待コード:01P50SPM100

 ▽申込締切:11月16日

 ▽問い合わせ先:香港貿易発展局東京事務所

 担当:後藤(tokyo.office@hktdc.org



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