兵庫県が16日に開いた薬事審議会で、一部の後発医薬品メーカーによるGMP違反などの不祥事について、参加した委員から「後発医薬品の信頼低下はメーカーだけでなく、医療機関にも影響する」との指摘があった。メーカーや製造所に対する立入検査等の強化を求める声も上がった。
県医師会の空地顕一会長は「後発医薬品を勧めた医療機関そのものの信頼低下にもつながる。深刻な問題」と指摘。2023年度末までに全都道府県で後発医薬品の使用率を80%以上とする厚生労働省の目標に触れ「(行政サイドからも)ちゃんと検査しているため、安全・安心で安定的に供給できるとはっきりと県民に周知していただきたい」と要望した。
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