三菱ケミカルホールディングスは1日、都内やウェブ上で記者会見を開き、2025年度までの経営方針を発表した。ヘルスケアやライフサイエンス、エレクトロニクスを最重要戦略市場と位置づけ、これらでの事業展開に注力する。その一つとして田辺三菱製薬の医薬品事業を伸ばす考え。併行して多数の事業を整理し、組織のスリム化を図る。石油化学・炭素事業は分離し、他社との統合も視野に入れて独立させる計画だ。
石油化学製品などコスト競争が迫られる汎用品での事業展開は縮小する一方、競争優位性を有する成長市場で、他社と差別化できる製品を展開することに注力する方針を示した。
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