文部科学省の「薬学系人材養成のあり方に関する検討会」の小委員会は24日、薬学部教育の質保証に関する調査の中間取りまとめを公表した。入学定員充足率等で問題が見られる13大学の取り組み事例を踏まえ、薬剤師以外に適性が見込まれる学生に対する進路変更指導や6年制から4年制への編入などを提案。新設大学や薬学生等への聞き取り調査も実施し、最終取りまとめに盛り込む予定である。
8月に検討会に設置された「薬学部教育の質保証専門小委員会」では、薬学教育の現状を把握して対応策を検討するため、全ての国公私立大学を対象に書面調査を実施。その上で、直近3年間で、▽入学試験の実質競争倍率が連続して1.0倍▽定員充足率が連続して50%未満▽標準修業年限内での薬剤師国家試験合格率が連続して35%未満――など、いずれかの要件に当たった13大学を対象に、改善に向けた取り組みについて詳細なヒアリングを行った。
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