職能発揮する絶好の機会
今春の診療報酬改定で、リフィル処方箋の導入が決まった。医師の診察を効率化し医療費を抑えることが主な狙いだが、薬剤師にとっては職能を発揮する絶好の機会になり得る。薬剤師のフォローアップ等によって、医師の診察を必要最小限に抑えつつ医療の質は維持できることを具体的なエビデンス等で示していけば、さらなる薬剤師業務の発展も見えてくる。しかし、十分な成果が認められなければ、発展には限りがあるかもしれない。リフィル処方箋制度が今後どこまで大きく育つかは、現場の薬剤師の手腕にかかっている。
リフィル処方箋とは、一定の期間内であれば医療機関を受診しなくても繰り返し利用できる処方箋のこと。医師が処方箋に利用できる回数や投薬日数を記入する。日本では、状態が安定した患者でも、薬をもらうためだけに医療機関に出向き受診する必要があるが、リフィル処方箋の導入によって患者は受診せずに薬局で薬を受け取ることができる。
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