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【2022年年頭所感】感染対策徹底し新たな日常へ‐厚生労働大臣

2022年01月07日 (金)

厚生労働大臣 後藤茂之

後藤茂之氏

 2022年の新春を迎え、心よりお慶び申し上げます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 喫緊の課題は、新型コロナウイルス感染症の対策です。国民の皆様の命と健康を守るため、引き続き最優先で対応していきます。

 直近の感染状況は、一昨年の夏以降で最も低い水準が続いている一方で、人から人への感染はなお継続しています。また、新たな変異株(オミクロン株)については、現時点ではウイルスの性状に関する疫学的な情報は限られており、国内外の発生状況の推移などに注視が必要です。

 このオミクロン株対策については、重点的に水際措置を講じることに加え、全ての陽性者に対する変異株PCRスクリーニングの実施など、国内対策の強化を行っています。引き続き臨床、疫学およびウイルス学的な情報を収集・分析するなど適切に対応していきます。

 基本的な感染予防策としては、オミクロン株であっても従来株と同じです。三密の回避、特に会話時のマスクの着用、手洗いなどの徹底が推奨されていますので、引き続きご協力をお願い致します。

 昨年11月には「次の感染拡大に向けた安心確保の取り組みの全体像」を決定しました。これに基づき、ワクチン、検査、治療薬等の普及による予防、発見から早期治療までの流れをさらに強化すると共に、最悪の事態を想定して、次の感染拡大に備えていきます。

 今後の切り札となる経口薬については、昨年末に「モルヌピラビル」が初めて薬事承認され、直ちに医療現場にお届けを開始しています。合計でこれまでに約160万回分を確保しており、入院に加えて、外来・往診まで様々な場面で使用できるよう万全を期していきます。

 新型コロナワクチンについては、昨年12月から追加接種を開始しており、1回目・2回目の接種に引き続き、地方自治体や医療従事者の皆様のご協力をいただきながら、希望する全ての方への円滑な接種に万全を期していきます。

 こうした取り組みにより、感染拡大が生じても、国民の命と健康を損なう事態を回避することが可能となり、感染リスクを引き下げながら経済社会活動の継続を可能とする新たな日常の実現を図っていきます。



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