文部科学省の「薬学実務実習に関する連絡会議」が7日に開かれ、2021年度第III期実務実習で新型コロナウイルスワクチン未接種の学生の受け入れを拒否する施設が見られたことが報告された。会議参加者からは、健康上の理由以外で接種しない学生への対応について、大学と薬剤師会で統一見解を示すよう提案する声などが上がった。
厚生労働省が昨年5月に発出した事務連絡では、ワクチン接種やPCR検査陰性証明が実習受け入れの必須要件とならないよう、大学と実習施設間で対話に努めることを求めている。この日の連絡会議では、今年度第III期実務実習について、薬学教育協議会の本間浩代表理事が新型コロナウイルスワクチン未接種の学生の受け入れを拒否し、他施設への同行を断る施設などを報告した。
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