ファイザーは14日、新型コロナウイルス感染症を対象とした経口抗ウイルス薬「PF-07321332」と併用薬「リトナビル」について、国内で承認申請を行ったと発表した。特例承認の適用を視野に入れている。既に同社は、日本政府と同剤の承認後に200万人分を供給することで合意済み。
PF-07321332は、ウイルスの増殖に必要な酵素である新型コロナウイルスのメインプロテアーゼの作用を阻害するよう設計された経口抗ウイルス薬。PF-07321332の代謝を遅らせ、ウイルスに作用する濃度を長時間体内で維持するため低用量リトナビルを併用することで、新型コロナウイルス感染症の重症化を軽減し、発症を予防できる。
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