
エーザイは、一般用医薬品では初めてとなるドロップタイプの乗りもの酔い薬「トラベルミン・チュロップぶどう味」をきょう16日に新発売する。新製品は、抗ヒスタミン成分のd‐クロルフェニラミンマレイン酸塩と、抗コリン成分のスコポラミン臭化水素酸塩水和物の働きにより、乗りもの酔いに伴うめまいや吐き気などの症状を予防、緩和する。5歳以上の小児から大人まで服用できる。
乗りもの酔いを経験している子供には、薬のイメージに対する抵抗感からか、薬を服用せずに症状を我慢しているケースが多く見られる。今回の新製品は、OTCでは初めて、ドロップタイプで製品化したことにより、服用への抵抗感を少なくした。また、ぶどう味を採用し、子供や従来の乗りもの酔い薬に抵抗がある人にも服用しやすくなった。
製品名のチュロップは、「Cheer up」(元気づける)と「Drop」(ドロップ)を組み合わせた造語で、“元気で楽しい旅行を応援する”製品として、イメージの浸透を図っていく。
エーザイは乗りもの酔いのOTC薬として、1952年に「トラベルミン」の販売を開始して以来、「ジュニア」「ファミリー」「R」「内服液」など、トラベルミンシリーズの充実を図ってきた。今回、チュロップぶどう味を加え、ラインナップをさらに強化し、春の行楽シーズンに向けて、生活者の様々なニーズに応えていく考えだ。
税込み希望小売価格は、6錠(2錠×3包)入り498円。