日本医療安全調査機構は17日、医療者の確認不足による薬剤の誤投与を原因とする死亡事例が2015年から5年間で36件報告されたことを公表した。薬剤の取り違え後も多職種で確認する体制が機能せずに出血性ショックの疑いで死亡する事例などが見られたため、再発防止策として、処方から投与までの工程で確認のタイミングを明確にすることなどを提言した。
15年10月から5年間で機構に報告された医療事故報告のうち、「薬剤に関連した死亡事例および薬剤に関連した死亡であることが否定できない事例」は計273件だった。
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