◆東京都医師会の次期会長選挙に、新人の野中博氏が立候補するという。野中氏は、日本医師会の常任理事や浅草の医師会会長を務め、高齢者医療や在宅医療に造詣が深い。実際、薬剤師の集まりにも顔を出し、自身の母親の介護問題を率直に語ったことを聞いたのが印象的だった
◆しかし、都医師会の会長に意欲があるとは初耳で、立候補の報を聞いたときは少し驚いた。同時に、医師会には意欲のある人材が多いのだ、とも感じた。立候補するとなれば、会の運営から政策、会員サービスなど様々な面に対して、強い持論と実行力が求められるだろう
◆組織の長としてふさわしい人物が、長期にわたりトップを務めることも意義があるが、同時に意欲のある人がどんどん手を挙げていくことも、会の活性化には有効だ。しかし新たな人材を得るには、次世代を根気強く育てていく姿勢も欠かせない
◆年度末を迎え、薬剤師会でも新たな執行部を選出する県が多い。果たして薬剤師会では、どれほど新しい人材が出てくるだろうか。新たな芽が芽生えるためには、それを大事に育てる土壌が必要なのだ。
人材が育つ土壌こそ
2009年02月18日 (水)
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