現場からは安堵の声も
新型コロナウイルスの検査数が増大し、抗原定性検査キットやPCR検査キットが品薄となっている問題で、一部の県は薬局での無料検査を一時中止した。1日に岡山県は感染拡大時に無症状者が薬局で無料検査を受けられる一般検査事業を休止し、5日には茨城県が薬局での無料検査を取りやめた。発注した検査キットが薬局に届かず、検査を受けられない地域住民の苦情対応に追われた薬局からは、「負担軽減につながる」との安堵の声が漏れた。
政府はワクチン接種歴を問わず、感染不安を感じる無症状者を対象に薬局などで無料検査を実施してきた。しかし、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による感染が拡大し、全国的な感染者数の急増に伴い、医療機関や薬局、検査センターなどで検査を求める人も爆発的に増加し、抗原検査キットやPCR検査キットが品薄状態となっていた。
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