3月17日に第255回研究会 医療・医薬品情報研究会

2022年02月28日 (月)

医療の三位一体改革とは、2040年を展望した医療提供体制の改革について社会保障審議会が示した「地域医療構想・働き方改革・医師の偏在対策」を指す。医療政策コンサルタントの山口聡氏は令和4年度診療報酬改定も、この路線に沿ったものと位置づけつつ、COVID-19禍のなかで対面機会の低減と医療の質確保とを目指し、ICTの利活用やデジタル化推進が評価されたことに着目する。
地域医療構想の視点では、救命救急・集中治療など高度急性期へ重点的に財源を投下し、設備投資と職員の処遇改善により地域医療の確保を促す。急性期病棟からの転換が進む地域包括ケア病棟については、量から「質的向上」へとフェーズが変わり、減算規定を含め質の担保が求められる。とりわけ、地域かかりつけ医や介護施設などをバックアップする、いわば地域の共有財産としての役割が期待される。
医師の働き方改革・負担軽減として、高度急性期医療におけるチーム医療の更なる推進、外来診療ではリフィル処方箋も導入された。医師の偏在対策では令和4年度から始まる外来機能報告制度が、今回の改定で評価された。
今後、医療機関の役割分担の焦点は、入院医療から外来医療へと移ることになる。また、新たな「紹介受診重点医療機関」や令和4年度中に取りまとめが予定される「かかりつけ医」制度にも目が離せない。山口氏には、三位一体改革など医療政策の大きな流れを踏まえつつ、2022年度診療報酬改定が意味するところ、病院・診療所経営への影響、さらに地域医療に起こりうる変化についてご紹介いただく。併せて、初診から認められるオンライン診療やリフィル処方箋、ICTの積極的導入について解説いただく。乞うご期待!

日時

2022年3月17日(木)15:00~17:00

会場

ビジョンセンター日比谷(千代田区有楽町1-5-1 日比谷マリンビル3階)
(オンライン含むハイブリッド講演会)

演題

これからの病院・診療所経営の行方~ICTとデジタル化への評価からみえるもの~

講師

山口 聡 氏(HCナレッジ合同会社代表社員)

参加費

会員(無料)、非会員(リアル、オンラインとも3,000円)、学生無料

出欠のご連絡

3月14日(月)までに、田中(t.tanaka@ytl.jp)宛てにお願いします。
※お申し込み時にリアル参加希望かオンライン参加希望かを教えてください。
※オンライン参加のご返事を頂いた皆様(会員・非会員)には、16日(水)にZoomの参加用URLを送ります。

当日の連絡先 080-3086-8607

※リアル参加は会員優先で、定員は40名(90名収容の会場)まで。
※非会員の参加希望者には、事務局より16日に参加用URLと口座番号をお知らせします。3月中のご入金をお願い致します。
※随時会員募集中

主催

医療・医薬品情報研究会

事務局・連絡先

学校法人 医学アカデミー 薬ゼミトータルラーニング事業部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3錦三ビル5階
専用ダイヤル 03-5577-4907
担当:田中・秋山



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