9月11日には第1回学術大会「医薬品情報提供を、変える!」を開催
アカデミック・ディテーリング(AD)とは、基礎薬学と臨床のエビデンスを基に、公正中立な適正使用に資する情報を提供すること。その目的は医師が有効性、安全性、費用対効果を考慮した処方が行えるよう支援することで、欧米・豪州では既に1990年代にはAD活動への取り組みが始まっていた。適切なAD活動を行う上で研修等を納めた者をアカデミック・ディテーラーと称するが、わが国では2014年度より東京理科大学研究推進機構総合研究院アカデミック・ディテーリング・データベース(ADD)部門がAD活動を支援するデータベースの開発を開始、合わせてアカデミック・ディテーラー養成に取り組んできた。このADD部門が2022年3月で終了となることから、先立つ2021年10月に一般社団法人日本アカデミック・ディテーリング研究会(代表理事・小茂田昌代)が発足し、ADD部門活動を引き継ぐこととなった。
これまで東京理科大ADD部門では4回に渡りアカデミック・ディテーラー養成プログラムを実施してきたが、同研究会がその活動を引き継ぐことから、第5回日本アカデミック・ディテーリング養成プログラム「A:基礎薬学の臨床活用」は、日本アカデミック・ディテーリング研究会が主催する。さらに、9月11日には「アカデミック・ディテーリングが医薬品情報提供を、変える!」をテーマに第1回学術大会(大会長・小茂田昌代、実行委員長:宮崎美子)が開催されることとなっている。
同研究会は基本理念として、「コマーシャルベースではない、公正中立な基礎と臨床のエビデンスを基に医薬品比較情報を能動的に配信する新たな医薬品情報提供アプローチであるアカデミック・ディテーリングを普及させ、薬剤師の専門性を確立すること」を掲げ、アカデミック・ディテーラー養成のほか、今後は資材開発ができる教育サポーターの養成に加え、アカデミック・ディテーリング支援システムの配信整備も検討している。
日時
2022年4月17日 12:30~17:30
会場
Web研修会
テーマ
A:基礎薬学の臨床活用~高血圧
受講料
会員7,000円、非会員12,000円
定員
50名
申し込みサイト
Googleフォーム
https://docs.google.com/forms/d/1f6Zxcx0FC8dx3ANBDVBR94hm2BfcSjZeD8Ycjc0POYo/viewform?edit_requested=true
※この研修は年4回(A・B・C・Dコース)予定していまして、Bコースは6/25(土)、Cコースは10/16(日)、Dコース11/20(日)となる予定です。
主催
一般社団法人日本アカデミック・ディテーリング研究会
協賛
東京理科大学薬学部医療薬学教育研究支援センター
問合せ事務局
academicdetailing2021@gmail.com
※新入会者への「ようこそ動画」YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Cb6XbAYwzv0