医薬品医療機器総合機構(PMDA)が運営する医療情報データベース「MID-NET」が2024年度にも目標とする患者データ1000万人規模に手が届きそうな見込みだ。昨年12月末時点で10拠点23病院から570万人超のデータを集積しているが、23年度に国立病院機構のデータベース事業者と連携するほか、24年度には徳州会病院10病院をMID-NETに追加する計画である。今後は、再審査期間中の医薬品を対象とした製造販売後データベース調査だけではなく、医薬品の使用実態把握を目的とした探索的調査でも利活用拡大を目指していく。
MID-NETは18年4月に本格稼働し、10拠点23病院から電子カルテデータやレセプトデータ、DPCデータを格納しており、570万人分の患者データが利活用可能となっている。製販後データベース調査の利用が可能であるものの、企業の利活用は6品目、製販後調査以外の企業利用は3調査にとどまるのが現状。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。