調剤チェーン大手のクラフトが事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を申請したことが、23日に明らかになった。東京商工リサーチなどによると、クラフトは金融機関に対して債権カットは求めず、今後の返済額や期間の変更を求めると見られている。
事業再生ADR制度は、経済産業大臣の認定を受けた公正・中立な第三者が関与することにより、過大な債務を負った事業者が法的整理手続きによらずに債権者の協力を得ながら事業再生を図ろうとする取り組みを円滑化する制度。
クラフトは、さくら薬局グループの中核企業で、現在全国に約1000店舗の調剤薬局を展開している。
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