千葉県薬剤師会は、医療的ケア児の専門的な薬学管理に対応した薬局・薬剤師を増やす。1月には、医療的ケア児を診察する医師などが小児在宅医療の実態について講演するウェブセミナーを開催した。今年度は小児在宅医療に関して基礎的な内容だけではなく、より専門的な内容を学べる研修も用意する方針である。小児在宅医療の参画薬局・薬剤師を増やすことで、病院が医療的ケア児の退院時に受け入れ先となる薬局を探す際に、スムーズに在宅医療へと移行できるよう支援したい考えだ。
厚生労働省は、今年度の予算で「成育医療分野における薬物療法等にかかる連携体制構築推進事業」を実施しており、千葉県薬は採択事業者の一つ。これまで会員薬剤師向けに在宅医療に関する研修会を実施していたが、高齢者の在宅医療が中心で、小児在宅に関与する薬剤師の少なさが課題となっていた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。