国際科学技術財団は13日、2022年日本国際賞の授賞式を開き、「物質・材料、生産」分野の受賞者であるビオンテック上級副社長のカタリン・カリコー氏とペンシルベニア大学医学大学院教授のドリュー・ワイスマン氏に賞状と賞牌、賞金を贈呈した。両氏は15日に都内で記者会見し、授賞の喜びを語った。
両氏は、新型コロナウイルスワクチンとして実用化されたmRNAワクチン開発の研究に携わった。mRNAはDNAと同じ核酸の一種で、生体内での蛋白質合成の設計図。1990年代に医療への応用が研究されたが、望まない免疫反応を起こすことが障壁となり一度は断念した。
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