富士経済は、抗癌剤など癌関連医薬品市場が2030年には20年実績と比べ28.6%増の2兆2602億円に達するとの予測を発表した。免疫チェックポイント阻害剤や分子標的治療剤の単剤、併用療法による適応範囲の広がりが市場拡大の要因としている。
抗癌剤のほか、制吐剤、疼痛剤、栄養剤なども含めた21年の癌関連医薬品市場は、20年実績と比べ4.1%増の1兆8293億円となる見込み。14年に免疫チェックポイント阻害剤が投入されたほか、発癌や腫瘍の悪性化に関わる遺伝子を標的とした分子標的治療剤の投入が市場を押し広げてきた。
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