
「メディトリートクリーム」
大正製薬は、OTC医薬品では初めてとなるクリームタイプの膣カンジダ再発治療薬「メディトリートクリーム」(第1類医薬品)を発売した。昨年10月発売の坐剤タイプ「メディトリート」に続くもの。初年度目標額は、2億円。
「メディトリートクリーム」は、有効成分ミコナゾール硝酸塩を医療用と同量配合。膣カンジダの再発による、発疹を伴う外陰部のかゆみに効果を発揮する。膣カンジダは、強いかゆみを伴うことが多いため、塗り薬が求められていたが、新製品は直接患部に塗布するクリームタイプで、症状によって単独または膣剤との併用で、治療できるようになった。
「メディトリート」のウェブサイトでは、膣カンジダの解説や製品紹介のほか、サイト内にセルフチェックシートのインプットフォームを設けている。自宅のパソコンで事前に購入できるかどうかをチェックし、プリントアウトしたセルフチェックシートを薬局・薬店に持参することで、店頭での対面販売へスムーズに誘導する工夫を行っている。
税込み希望小売価格は、10g1280円。
「メディトリート」と「メディトリートクリーム」は、持田製薬の医療用医薬品「フロリード膣坐剤100mg」および「フロリードDクリーム1%」をそれぞれOTC化した製品。「フロリード」は発売以来、医療現場で高い評価を得ている。