塩野義製薬の手代木功社長は11日、大阪市内で開いた決算説明会で2023年3月期の業績見通しについて、新型コロナウイルス感染症のワクチンと経口治療薬で1100億円の売上を見込んでいることを明らかにした。このうち上期には、2月に申請し現在審査中の治療薬の売上として450億円を予想。こうした上積みで、同期の売上高は全体で前期比19.4%増の4000億円になるとの見通しを示した。
経口治療薬「S-217622」は2月に条件付早期承認制度に基づいて国内で申請。目標としていた前年度内での承認取得は適わなかったが、現在審査が進んでいる。
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