日本化学療法学会は、4月から「外来抗感染症薬認定薬剤師」制度の運用をスタートさせた。薬剤耐性対策には、外来患者に使用される抗感染症薬の適正使用が不可欠として、役割を担う薬局薬剤師向けの制度として立ち上げた。将来は、専門医療機関連携薬局の要件の一つとして確立したい考えもあるようだ。この資格を得るには学会や研修会への参加、経験症例の提示、試験合格などが必要で、認定の取得は来年度以降に本格化すると見られる。
「専門連携」の要件も視野
同制度は、薬剤耐性病原体の出現抑制に向けて、外来診療における抗感染症薬の適正使用に関する十分な知識や技能を有する認定薬剤師を育成するもの。
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