日本ジェネリックの新社長に6月23日付で就任した井上祐弘氏は5日、本紙のインタビューに応じ、「日本調剤グループの一員として現場の薬剤師に一番近い会社という自負がある。だからこそ、今はまず原点に立ち返って、現場の方々の思いに応えるよう品質確保、安定供給、供給に関する情報提供にしっかり取り組んでいきたい」と述べ、事業の足元固めに注力する姿勢を示した。これまで進めてきた包装の集約化や生産力増強などを生かしながら、現場の需要を踏まえて自社で増産すべき製品を判断して安定供給体制を整えていく方針を示した。
井上氏は、「後発品業界は品質、安定供給の問題でかなりのダメージを受けた。それを回復する秘策はない。着実に良い製品を開発し、切らすことなくお客様のもとに届けるという地道な努力によって信頼を取り戻すしかない」と語った。
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