KMバイオロジクスは6日、新型コロナウイルス感染症に対する開発中の不活化ワクチンについて、治験で十分な有効性と安全性が見込めたとして、成人用、ゼロ歳児含む小児用について、9月末にも緊急承認制度の活用を視野に承認申請すると発表した。安全性については、従来の不活化ワクチンと同様の高い忍容性と安全性が確認したとしている。
同日、開発中の「KD-414」の国内第II/III相試験の結果概要を発表し、免疫原性について18歳以上40歳以下の年齢層において高い中和抗体価が得られたことを明らかにした。1回目接種前に対し中和抗体価が4倍以上となった陽転率は、2回目接種で約8割、3回目には8割以上になった。
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