日本病院薬剤師会のフューチャーファーマシストフォーラムがウェブ上で開幕し、薬剤師の地域偏在対策について関係者が意見を交わした。グループ病院内で薬剤師を最長2年間地方に派遣しているJA北海道厚生連や、県と連携して各種薬剤師確保に取り組んでいる事例が紹介され、薬剤師を地方へと導く決定的な方策が存在しない中で、様々な対策を網羅的に実施することの重要性が強調された。
柴波明男氏(札幌厚生病院薬剤部長)は、JA北海道厚生連のグループ内で薬剤師の派遣を実施していることを報告した。
JA北海道厚生連は札幌市、旭川市、帯広市、網走市など道内全域に10病院、5診療所を設置。帯広厚生病院の薬剤師定員は38人だが現状では30人しかいないなど、グループ内で多くの病院が薬剤師の確保に苦労している。
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