
小林美奈子氏
ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)は、企業情報化協会が主催するカスタマーサポート表彰制度においてCAR-T細胞療法製品「ブレヤンジ静注」(一般名:リソカブタゲンマラルユーセル)の発売に当たって構築したサプライチェーンが高く評価され、製薬企業として初の「最優秀賞」を7月に受賞した。同製品は患者別のカスタムメイドの製品となるため、企業だけでなく、製品を運ぶ流通、治療を提供する医療関係者が一体となった仕組みを構築しなければならない。その仕組みの構築から改良、改善を継続的に行っている点が注目された。新たなモダリティに対する新時代のサプライチェーンを提示したと言えそうだ。
同社CAR-T統括部アソシエイトディレクターの小林美奈子氏は、「対象となる患者の平均余命は6カ月。そのうちの約40日間を預かって製造を行っているので、連携ミスなどで投与できないケースは起こらないよう情報共有を徹底し、ワンチームで対応を行った」と説明する。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。