新潟でCRCあり方会議
CRCが治験と臨床研究に欠かせない存在になった今でも認知度が低いために専門性への評価が低いのではないか――。17日に新潟市内で開かれた第22回CRCと臨床試験のあり方を考える会議では、サステナブルな職業としてのCRCのあり方が議論された。日本のCRCは求められる業務の幅が広く、現場で疲弊する人が少なくない。こうした中、会場アンケートでは認定ではなく、国家資格があった方が良いとの意見が約7割に上った。現状では国家資格に向けたハードルは高いが、CRC自らが声を上げ、問題の改善に向けて取り組むことが求められている。
鶴丸雅子氏(長崎大学病院臨床研究センター)は、新GCP導入を契機に必要性が高まり、新たに誕生したCRCの経緯を振り返りつつ、「それから25年経った今でも取り巻く現状には様々な問題がある」と課題を指摘。日本のCRCは治験・臨床研究に必要不可欠な存在になったものの、「認知度は低く、他の医療従事者からもどのような仕事か理解されていない」と訴えた。
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