ディー・エヌ・エー(DeNA)は、地域の保健・医療・介護のデジタルサービスプラットフォームの構築と事業化を加速している。コロナ禍で政府によるデジタル化、地域医療提供体制の強化に拍車がかかっており、生じる課題の解決に先手を打ち、サービスを拡大したい考え。同社は今年、データヘルス事業トップのデータホライゾンや医療従事者支援アプリ「Join」などを提供するアルムを子会社化。レセプトなどに基づくヘルスビッグデータと利活用基盤、医療従事者支援アプリなどの医療DXソリューションを揃えた。これらにより、ヘルスケア事業の売上規模を2024年度には倍増の200億円を目指す。
医療DX市場では、地域医療・介護を円滑に連携して動かすための関係者間のデータを幅広く保有・共有し、利活用できるサービスプラットフォームの構築がカギとなる。IT系企業は先行利益を得ようと鎬を削っており、同社もヘルスケア事業の強化にアクセルを踏んだ。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。