武田薬品は20日、独製薬企業のゼディラ、ドクターファルクファーマとセリアック病治療薬として開発中の「TAK-227」(ZED1227)について、欧州、カナダ、オーストラリア、中国以外の国における独占的開発・販売権を取得するライセンス契約を締結した。セリアック病はグルテンを摂取すると小腸に炎症や損傷が現れる自己免疫疾患。現在、承認された治療薬はない。
同剤はゼディラが創出した化合物で、ドクターファルクファーマが2011年に欧州での共同開発権を取得し、前臨床開発、臨床開発を行っている。組織トランスグルタミナーゼ(TG2)と呼ばれる酵素を選択的に阻害する経口投与が可能な低分子化合物となる。
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