薬剤師議員の神谷政幸氏(自民党)が10月27日、参議院厚生労働委員会で国会初質問に立った。約20分間にわたって、新型コロナウイルス対策をはじめ、医薬品の安定供給、薬剤師確保策の医療計画への盛り込みなどを取り上げ、現場の懸念を踏まえて政府方針を質した。
安定供給については「医薬品流通の現場は大変に苦労している。特に医薬品卸のMSは、後発品の相次ぐ出荷調整に対応することに多くの労力を割かれ、医療機関や薬局とのやり取りに忙殺している現状がある。若手が業界にやりがいや夢を持てないような状況に追い込まれている」と苦境を強く訴えた。その上で、「日本の毛細血管流通体制は、安心・安全な医療提供に重要」と強調し、対策を質した。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。