
C棟に初めて導入された小型自動搬送台車。資材の運搬を自動化できる
ロート製薬は、IoTや人工知能(AI)を利用して生産性向上を実現するサイバーフィジカルシステム(CPS)を、同社の各工場に段階的に実装すると発表した。主力生産拠点の上野テクノセンター(伊賀市)で今年9月から稼働を開始したC棟でトライアルを実施。その後、同センター全体、グループ全体へと実装範囲を拡大する計画。次世代スマート工場を確立する考えだ。
CPSは、IoTやセンサ技術を活用して人や設備、製造プロセスを可視化。そのデータをもとにAI等が仮想空間内で作業や動線、ライン配置などのシミュレーションを実施し、現場にフィードバックすることで製造プロセスを最適化する。作業の効率化や自動化、作業者の肉体負荷の軽減、自動倉庫における在庫管理の最適化、リードタイム短縮などに役立つという。
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