薬学ゼミナール生涯学習センターと東京都薬剤師会は10月30日に薬学教育シンポジウムを開催し、薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂後の薬学教育のあり方について議論した。医学・薬学教育、薬局現場の専門家から指導教員の意識変革を求める声が相次いだ。改訂コアカリは「大学教育を変えるきっかけになる」との期待が示される一方、積み上げ型のプロセス基盤型教育から脱し、学んだ内容を臨床現場で生かしていくパフォーマンスを重視した学習成果基盤型教育への対応が課題として指摘された。
コアカリは今年度に改訂され、2024年度の入学生から適用される。医療人に求められる基本的な資質や能力の項目では、一部を除き医学・歯学・薬学で共通化が図られた。これまでの薬学教育は学習すべき事項がSBOsとして詳細に記載されていたが、学習内容を事細かくSBOsで提示することは取りやめ、各大学のカリキュラム作成における自由度を高める方針が掲げられている。
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