日本新薬の中井亨社長は10日、ウェブ上で開いた中間決算説明会で、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)治療に用いる核酸医薬品「ビルテプソ」の米国での売上高が期初予想を上回ったと説明した。新型コロナウイルス感染拡大による受診抑制が弱まり投与患者数が増えたほか、円安の影響もあった。2023年3月期通期の日米合算の同剤売上高予想を、期初見込みから17億円増の147億円に上方修正した。
中井氏は「米国では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて受診抑制が見られたが、その影響は小さくなってきた。製品の良さが米国の医師や患者に浸透し、計画を上回って投与を希望する患者が着実に増えている」と強調。下期も引き続き米国で成長を見込んでいると語った。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。