日本製薬工業協会の白石順一理事長は17日、都内で開いた理事会後の記者会見で、中央社会保険医療協議会における中間年改定の議論をめぐり、与党議員の反応について「安定供給のことや原料高などの要因がある中で、財政の理由だけで薬価差にだけ頼るようなやり方で予算を組むのは、もう限界だと訴える議員が増えているように感じる」と感触を語った。
白石氏は、16日の薬価専門部会を踏まえ、中間年改定の対象範囲について「製薬協としては0.625という数字がベースラインという認識は持っていない」と述べた上で、「価格差の大きいものからという原点に帰って議論してほしい。やるかやらないかという是非から議論してほしいという立場で、昨日までも陳述させていただいている」と製薬協側の主張を改めて述べた。
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