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廣貫堂処分、供給に影響‐製造委託品の出荷制限相次ぐ

2022年11月22日 (火)

 廣貫堂の業務停止処分により同社に製造委託されている医薬品の供給に影響が出始めている。医療用医薬品では、武田テバの糖尿病薬「ボグリボースOD錠『武田テバ』」など7製品13品目が新たに限定出荷となったのに続き、サンファーマの抗うつ薬1製品2品目が限定出荷、共和薬品では新たに精神神経系の治療薬2製品2品目の限定出荷、消化性潰瘍剤1製品2品目が一時出荷停止となった。18日には、ツムラが一般用医薬品の女性薬2製品の一時製造中止を明らかにした。その他の企業でも、今後の影響を否定しないところが見られた。

 廣貫堂は11日に違法製造で最大36日間の業務停止命令を受けた。同社ホームページには主要取引先としてエーザイ、塩野義製薬、ツムラ、武田薬品など主要製薬企業が並ぶ。18日、製品供給への影響について塩野義製薬は「今、現在では影響が出る見込みはない」と回答。エーザイは「影響は無視できず、納品遅延や一部販売休止になる可能性がある」と今後の影響を示唆した。


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